自分の専門性を“生かせる環境”
- 航 山田
- 8月2日
- 読了時間: 3分
更新日:8月4日

スタッフインタビュー|作業療法士
これまでの歩み
今まで、一番長く勤務させていただいたのは、脳卒中専門の病院です。そこで約14年間、急性期から回復期まで、脳神経系のリハビリに携わらせていただきました。
それ以前は、大学病院にも勤務していましたが、作業療法士としての自身の歩みの中では、急性期病院が基盤になっています。
楓庵への入職のきっかけ
2つあります。ひとつは、楓庵での仕事と並行して取り組んでいる「通訳・翻訳」の仕事との両立をしたいと思ったこと。
もう一つは、これまで病院で関わってきた方々が退院されたその先、自宅での生活にどのようにつながっていくのか。そこにずっと興味があったからです。
訪問看護は、まさにその“生活の場”においてリハビリをさせていただくことができ、新しい挑戦ができると感じました。
楓庵で働く決め手
見学のときに、平野部長と30分ほどお話しさせていただく時間がありました。
自分の状況や、これからやりたいことをすべて話したのですが、しっかりと耳を傾けてくださり、共感してくださいました。しかも同じ作業療法士でありながら、経営という立場におられる。自分にとっては新鮮で、とても信頼できる方だと感じました。
もう一つの決め手は、伊丹の事業所の立ち上げに関わっていたスタッフの働く姿でした。新しい挑戦に取り組んでいる現場に、自分も加わりたいと思いました。変化や挑戦に柔軟な職場は、自分にとって非常に魅力的でした。
実際に働いてみて
とても自分に合っていると感じています。病院と違い、訪問の仕事はご利用者様の「生活のリアル」に深く関わるため、難しさもありますが、やりがいも非常に大きいです。
例えば、ご利用者様やご家族の思い、住環境、日常生活のペースに合わせてリハビリを行います。信頼関係を築きながらアプローチしていきます。その関係性を築いていく、深めていく過程が、非常に興味深く、奥深いと感じています。
働きやすさ
とても柔軟に対応していただいています。例えば、子どもが急に熱を出したときなど、家族の事情に合わせて休みの調整をしてくださっています。私のように、本業と並行して副業や学びを続けている人にとって、時間や働き方を調整できるそのような職場は、本当にありがたく感じています。
夏の暑さや冬の寒さといった環境面
外を移動するので、季節の影響を受けます。でも、やりがいを感じながら働いているので、あまり気になりません。ご利用者様のお宅で「来てくれて本当にありがとう」と言っていただける瞬間には、暑さも寒さも忘れてしまいます。
やりがいや喜びを感じる瞬間
ご利用者様やご家族と一緒に、目標に向かってリハビリを積み重ねていけるときに、とてもやりがいを感じます。ときには難しい調整も必要ですが、日常のちょっとした変化や、生活が楽になったという声を聞くたびに、「この仕事をやっていてよかった」と思わせていただいています。
また、私はパラレルキャリアとして、研究や翻訳といった分野にも関わっているので、現場での経験を知識として広げ、それを他の医療従事者にも届けられるような橋渡し役になりたいと考えています。その両輪を回し続けることが、自分の使命であり、やりがいや喜びになっています。



