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「利用者さんの力になりたい」

  • 執筆者の写真: 航 山田
    航 山田
  • 8月2日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月4日


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スタッフインタビュー|作業療法士


病院では、どうしても“ここまで”という限界を感じることがありました。でも訪問に出てみて、一人ひとりの生活に関われるようになって、『この人の力になれてる』と実感が強くなりました。

淡路島の病院で作業療法士として働き始め、回復期病棟、療養病棟、老健、デイサービスと、幅広い分野で経験を積ませていただきました。兵庫県川西市の病院でも、複数の病棟を担当させていただきました。

とても大切な学びがありましたが、病院はどうしても一定の期間で関係が終わってしまいます。「もっと寄り添いたい」「その人の暮らしに関わっていきたい」という思いが、ずっとありました。

そんなとき、かつての同期であり、楓庵の平野部長とのご縁で、訪問の世界へ転職しました。平野部長とは、10年以上のつながりがあり、信頼関係があったのも大きかったです。




一人の人として、患者さんと向き合える環境

最初は戸惑いの連続でした。病院ではあまり経験のなかった電話対応や名刺交換、一つにしても靴の脱ぎ方など、「社会人として、まだまだ」でした。

でも、先輩たちが本当に丁寧に教えてくださり、研修もあるので、仕事に集中して学んでいけました。

元々、人見知りなんですが、楓庵で働く中で、自然と慣れて、気づけば楽しめるようになっていたのです。ケアマネさんや家族との連携も含めて、「この人と一緒に、いい支援をしていきたい」という想いの中で働くことができています。




精神科訪問看護におけるセラピストの役割

今は、精神科領域の利用者さんも担当しています。症状に直接アプローチするだけでなく、「その人の生活全体を支える」視点が求められる訪問の現場で、無理のないスケジュールで生活を整える、日中活動の習慣を作る。身体と心の両面を見ながら、『今の生活をどう過ごすか』に寄り添えるのが、作業療法士の強みだと思います。

楓庵には、同じように『人と深く関わりたい』という想いを持つスタッフが多く在籍しています。キャリアも年齢もそれぞれですが、チームワークはとても良いです。

自分で考えて動く力が身につき、誰かの暮らしを一緒に支えるという、すごく大きなやりがいを感じています。




プライベートも変化した、働き方のバランス

結婚や子育てなど、ライフステージが変わってきた今、働き方にも自然と変化がありました。

病院時代よりも働く時間が短くなり、そのぶん集中でき、仕事の中身がより濃くなった感じがします。帰ったらすぐ『家モード』になれるし、生活の切り替えもしやすいです。

訪問は、正直なところ、やってみないと分からない部分が多かったです。でも、やってみると、『自分が役に立っている』という実感がすごくあり、日々充実しています。

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