「1人じゃない、チームで支え合う」
- 航 山田
- 8月2日
- 読了時間: 3分
更新日:8月4日

スタッフインタビュー|看護師
ずっと心にあった「訪問看護をやりたい」の想い
私は病棟、介護老人保健施設、有料老人ホームなど、さまざまな現場を経験してきました。でも、心のどこかでずっと「訪問看護をやってみたい」という思いがありました。
最初に訪問看護と出会ったのは、介護保険制度が始まった頃の実習です。いろんなお宅に訪問して、病院のような設備がなくても、その人らしい暮らしの中で看護ができると感じました。
それがとても新鮮で、面白くて。「ああ、こういう看護がしたい」と思ったんです。
「今のままじゃもったいない」—— 学び直したくて飛び込んだ現場
施設で働いていた頃、仕事自体は正直、楽でした。でも、どこか物足りなくて。「もっと学びたい」「もっとスキルアップしたい」と思ったんです。
特に興味を持ったのが、病気の理解やフィジカルアセスメント。訪問看護では、お一人お一人の状態を深く見て、判断しなければなりません。例えば「お腹が痛い」という一つの訴えにも、原因はたくさんありますよね。その幅広い可能性を見抜く力があれば、予防や早期対応ができます。だからこそ、病態生理や解剖生理といった分野も改めて勉強し直したいと思ったんです。
理念に共感。紹介をきっかけに「楓庵」へ
現在は、2カ所の訪問看護ステーションで働いています。そのうちの1つが楓庵です。引っ越しを機に「この地域のことをもっと知りたい」と思っていたタイミングで、知り合いから紹介を受けたのがきっかけでした。
楓庵の魅力は、理念に共感できることと、新しいことに柔軟なところです。リモート会議や電子カルテなど、現代的な仕組みも積極的に取り入れていて、現場スタッフの声にも耳を傾けてくれる点です。「こうしたい」と言えば、「やってみよう」と背中を押してくれる。スタッフがやりたいことを任せてもらえる環境です。
一人じゃない。チームで支え合う訪問看護
訪問看護は基本的に1人での訪問になりますが、楓庵ではスタッフ間の情報共有もすごく丁寧です。電子カルテのメモ機能や、LINE、電話を使って、常に連携し合っています。わからないことがあればすぐに聞けるし、「こういう工夫をしてみたら?」とアドバイスをもらえる。個人プレーに見えて、実はチームワークがとても大切な仕事です。
また、長く関わる利用者さんが多いので、少しの変化も見逃さず、その人らしく生活できるように支えていくことができます。時には全然笑わなかった方が、ある日笑ってくれたときなんて、本当にうれしくなります。
「学びたい」「やりたい」が叶う場所
私は今、午前2件・午後2件を中心に訪問していますが、時には5~6件回る日もあります。忙しいけれど、充実しています。それは、ここにやりがいがあるからです。
「もっと勉強したい」「スキルを深めたい」「利用者さんと深く関わりたい」。そんな気持ちを大事にしたい方には、楓庵はぴったりの場所だと思います。理念に共感し、やってみたいことを実現できる環境です。私自身、まだまだ学びながらですが、ここで働けていることに、とてもやりがいを感じています。