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その方の“人生”に寄り添う

  • 7月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月13日


スタッフインタビュー|理学療法士


病院から訪問へ、そして予防の分野へ

病院に入職して、1年目は病棟を経験し、2年目から訪問に出るようになりました。そこからずっと、訪問リハビリ一筋です。

訪問の現場で、体調を崩されたり、ご自宅で転倒して再入院されたりする方を、何度も見てきました。そのうちに、「なぜ人は病気になるのか、なぜ転んでしまうのか」「今ケアしている方よりも、もっと元気なうちに関れたら」と考えるようになりました。そこから、予防の分野にも興味を持つようになりました。




「点」ではなく、その方の人生を見る

若い頃は、良くも悪くも「こうしましょう、ああしましょう」と、自分主体の提案が多かったと思います。でも経験を重ねるうちに、変わってきました。

訪問は、利用者さんの生活空間にお邪魔させていただく仕事です。ですので、自分主体ではなく、病状やご家族との関係も含めた背景を考え、提案させていただくようになりました。訪問は一見「点」で関わるように見えますが、ご利用者さんの長い人生を考えて関わっていく仕事です。

先輩から教わって今も大切にしているのが、「振り返りや内省は移動中に。ピンポンを押す前に、笑顔をつくって大きな声で挨拶しなさい」という言葉です。ご本人にとっては、週に1〜2回の大切な時間ですから。いつも利用者さんの立場に立って考え、「来てくれて良かった」と思っていただけるように心がけています。




回復だけではない、訪問リハビリの役割

この10年ほどで、末期がんや、神経難病など進行していく病気の利用者さんが増えてきたように思います。「リハビリ=元気になる」というイメージが強い中で、良くなっていくとは限らない利用者さんに、何を求められているのか。そこを深く考えて関わる必要性が、ますます高くなっていると思います。

機能は落ちていっても、望みを高く持っておられる利用者さんもいます。以前のように歩けなくなったとしても、車椅子で外に出てみましょうか、車椅子で一緒にご飯をつくってみましょうか、と別の方法を一緒に考えていきます。

終末期で痛みのある方には、少しでも和らぐようなマッサージや、楽な姿勢づくり、環境の工夫を提案します。「この方はもうリハビリできない」ではなく、私たちが関わる意味をどう見出すか。ご本人やご家族に求められている時点で、必ず何かしらの意義を見つけ、できることを探す。気持ちや受け取り方など、心に変化や和らぎをもたらすことも、私たちの役割だと思っています。




やりたいことを、応援してくれる職場

実は、楓庵の仕事と並行して、子どもから高齢の方まで年代を問わず、体づくりや介護予防に関わる活動にも取り組んでいます。入職した10年以上前、当時はまだ社長が現場に出ておられ、「自分のやりたいことがあります」とお話しすると、「応援するよ」と言ってくださいました。本業に支障のない範囲で、自分のやりたいことにも取り組ませてもらっています。それが、今につながっています。

担当についても、「利用者さんの人生を考えて関わりたいので、こういう利用者さんを担当させていただきたい」と希望を伝えると、調整して提案してくださいます。固定観念にしばられず、でも一人じゃない。挑戦したいことも聴いてもらえる環境は、本当に大きいですね。

利用者さんに良いお手本でいられるよう、自分自身の健康管理も意識しています。




一人で抱え込まない、経験を持ち寄れるチーム

楓庵に集まっているのは、さまざまな現場を経験してきた人ばかりです。利用者さんのことを相談すると、学びになる意見を沢山もらえます。

私自身この仕事を10年以上続けていますが、さらに経験豊富な方が多く、日々学ぶことがあります。経験の浅い方はもちろん、もっと視野を広げたい方にとっても、学びの多い環境だと思います。質問しやすく、困ったときにはすぐに意見をもらえますが、決して押し付けにはなりません。みんなが気にかけてくれていることが、働く中で自然と伝わってきます。




これから、そしてリハビリ職の方へ

私はとにかく現場が好きで、できるだけ利用者さんのもとに足を運びたいと思っています。

これまでの経験を活かしながら、まだまだ学べることがたくさんあります。そして、挑戦したいことを応援してくれる環境があります。利用者さんの「できること」だけでなく、「どう生きたいか」まで含めて関わりたい方、経験を活かしながらさらに専門性を広げていきたい方と、ぜひ一緒に働けたらうれしいです。

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