一人ひとりに寄り添うリハビリを
- 航 山田
- 8月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前

スタッフインタビュー|理学療法士
高校時代のケガがきっかけ 理学療法士の道へ
高校時代、部活でサッカーをしていた時に、ケガをしてしまいました。焦りと不安の中で出会ったのが、リハビリの担当をしてくれたPT(理学療法士)の先生でした。
その先生は、ただ機械的に治療をするのではなく、僕の話を丁寧に聞いてくれました。「無理せず、でも少しずつ前に進もう」と寄り添ってくださる姿勢に、すごく救われました。
進路を決める時に、「自分も、誰かの力になれる仕事をしたい」と思うようになり、PTという仕事を調べていくうちに「この道に進みたい」と思うようになりました。
訪問だからこそできる“深い関わり”
資格を取って最初に勤めさせていただいたのは老健施設でした。その後、病院での勤務を経験し、さまざまな疾患の方から学ばせていただいていました。でも、どこか「自分のやりたいリハビリとは違う」という違和感がありました。
老健で少しだけ訪問を経験したことがあり、そのときのある利用者さんとの出会いが、今も心に残っています。寝たきりだった方が「テレビを見たい」と話されたことをきっかけに、どうすれば実現できるかを家族や本人と一緒に考えていく過程は、まさに“寄り添う”“深い関わり”のリハビリでした。
病院では味わえなかった“その後”への想い
病院では、退院後の生活を見ることができません。病院のリハビリで「歩けるようになった」ことはゴールではなく、住み慣れたご自宅に帰ってから生活がスタートし、不安や心配を抱えられます。その部分に関われないもどかしさがありました。
訪問では、退院後の「その後」の生活に深く関わることができます。利用者さん一人ひとりの背景や生活環境に合わせて、一緒に最善を考えていく。これが、自分がやりたかったリハビリだと感じています。
チームの温かさに支えられて
訪問は基本的に一人で動く仕事ですが、決して「一人きり」ではありません。困ったときにすぐ相談できる環境がここにはあります。
ベテランの看護師さんや他職種のスタッフが、温かくフォローしてくださるおかげで、安心してスタートできました。朝の朝礼で顔を合わせ、日中はiPadで連携。リアルな対話も大切にしながら、チームで支え合っています。
働き方も人生も、自分らしく整う
楓庵に転職して、ゆっくり休日を取れる生活リズムにも慣れ、プライベートも充実するようになりました。以前のシフト勤務では感じられなかった「週末のリフレッシュ」が今では楽しみのひとつです。
今は、もっと深くリハビリを追求したいという想いから「栄養学」にも関心を持ち、セミナーなどで学びを始めています。
面接の時に、実際の症例に近いケースについて意見を聞いてくださり、「話を聞いてくれる会社」だと感じたことが、入職の決め手でした。
楓庵は、ただ仕事をする場所ではなく、「自分らしいリハビリ」を実現できる職場だと思います。