「安心を届けたい」 人と向き合い、地域に根ざす訪問看護
- 航 山田
- 8月2日
- 読了時間: 2分
更新日:8月4日

スタッフインタビュー|看護師
結婚・出産を機に、訪問看護へ
訪問看護の道に進んだきっかけは、結婚と出産。夜勤や通勤時間の長さを自分の生活環境に合わせて見直す必要がありました。
子どもの行事や体調不良にすぐ対応できるように、柔軟に働ける環境を求めていました。訪問看護はその調整がしやすいと感じました。
加えて、学生時代から「いつかは地域で働きたい」という想いもあり、地域での暮らしと仕事が重なったとき、自然と訪問看護という選択になりました。
入職の決め手は「安心」と「柔軟な働き方」
ホームページに書かれていた理念は、私が一番大切にしている“安心を届ける”という想いと重なっていました。それと、子どもに何かあったときに時間の調整をしていただける環境。それが決め手でした。
「地域で働く」は子どものころからの延長線
保健師を目指していた時期もありました。昔から地域の公民館活動や子ども会に関わっていたので、“地域で何かしたい”という想いが自然と芽生えていました。
人と関わることが好きだったのも、地域医療に惹かれた理由の一つです。在宅での看護は、患者さんやご家族との関係が深くなる分、密なコミュニケーションが求められる場面も多いです。
病院の治療とは違う看護、“安心を届ける”ことができると感じています。「話を聞いてもらえてよかった」「来てもらえて安心した」、そう言っていただける時間が何より嬉しいです。
人の数だけ人生がある。固定観念で見ない
訪問看護の現場では、いろいろな人生を歩んでこられた利用者さんに出会います。お一人お一人異なるので、相手の人生を尊重する姿勢が大切だと思っています。
その人が生きてきた背景があってこそ、今があるのだと思います。だから、決めつけずに接することを心がけています。“こうあるべき”という医療者側の枠にはめ込むのではなく、利用者さんの自己決定を尊重する。安全な範囲内ではありますが、薬を飲めていなくても「自分で管理したい」という気持ちを大切にする。それが在宅看護の本質なのではないかと感じています。では、あなた自身の“らしさ”を大切にしながら働けると思います。