看護の魅力を再認識
- 7月12日
- 読了時間: 4分
更新日:7月13日

スタッフインタビュー|看護師
一度は、看護の世界を離れて
専門学校を卒業したあと、系列の病院でNICU(新生児)の看護を4年ほど経験しました。結婚を機に引っ越し、透析の病院で2年半。第一子を出産して、その後は病棟勤務にも就きました。
ただ、子どもがまだ小さく、両立の難しさもあって、一度看護の仕事を離れることになりました。そこからの約7年間は、まったくの別業界の飲食店で仕事をしていました。看護の現場から離れていた期間が長かったので、少し珍しい経歴かもしれません。
もう一度、看護の世界へ
子どもの手も少しずつ離れてきた頃、ふと求人を見てみたんです。そうしたら、7年前と比べてお給料のベースが大きく変わっていて、びっくりしました。「これは悪くないな」と思い、現実的な選択肢として、もう一度看護をやってみようかなと探し始めました。
訪問看護は、それまで考えたこともありませんでした。7年のブランクがあったので、採用していただけるのかという不安もありました。
ブランクの不安を支えてくれた、研修とサポート
正直なところ、看護技術に対する不安はありました。訪問看護自体が初めてですし、7年前と今とで、看護の一般的なことも含めて何が変わっているのか、その「変わっていること自体が分からない」ことが不安でした。
その不安をお話ししたら、「研修制度があるので、最初からいきなり一人で行くことはないですよ」と言っていただけました。実際、まず技術チェック表をいただいて、最初の1か月ほどは完全に誰かと一緒に訪問させていただきました。自分で担当させていただく時も、いきなり一人ではなく、1〜2回は先輩に同行して教えていただきました。経験の少ない手技があれば、その処置のある方を探して「一緒に行かせてもらっていいですか」と声をかけて、同行させてもらえます。プライマリー担当の指導者の先輩もいて、何かあれば相談できる環境がありました。
みなさん本当に優しいです。一人で行く機会が増え、確認したいことがあったとき、誰に聞いてもとても親切に教えてくださるので、安心して働けています。
一人で訪問、オンコールも「一人じゃない」
夜間や土日の当番も少しずつ任せていただけるようになりました。オンコールは、お伺いしたことのないお宅だったり、トラブルで呼ばれることも多いので、初めはすごく不安でした。
でも、判断に迷ったときに上司に相談させていただいても、嫌な顔ひとつせず、とても丁寧に答えてくださいます。「自分が大丈夫だと思っても、もし違ったら怖い」と感じる場面でも、確認しながら進められる。だから、オンコールもそれほど負担には感じていません。一人で動いていても、「一人じゃない」と思える環境があります。
病棟とは違う、1対1でじっくり向き合う面白さ
やりがいで言うと、訪問はすごく面白いです。病棟のときは、常に時間に追われて、しなければいけない処置をひたすら行う感覚でした。訪問では、30分や1時間という決まった時間、利用者さんと1対1で向き合えます。落ち着いて話もできるし、「こうしてさしあげた方がいいんじゃないかな」と考えやすいです。
お家の中の様子や、普段どんなことをして過ごしている方なのか、趣味やご家族のことまで知ることができます。それも含めて「では、これからどうしていきましょう」と相談できるのが、本当に面白い。現場では看護師の判断に委ねられることも多く、難しさはありますが、その難しさがそのままやりがいになっています。
飲食の仕事も、今につながっている
実は、飲食店で働いていた頃の経験も、今に活きていると感じます。
お店によく通ってくださっていた高齢の常連の方が亡くなられたあと、ご家族が来てくださって、「ここに来るのを、いつも楽しみにしていたんです」とお話を聞かせてくださったことがありました。その方にも、こんなふうにご家族や暮らしがあったんだと、その方の背景に触れ、考えさせられることがありました。
今、利用者さんと向き合うときも、元気だった頃にどんな暮らしをして、どこへ出かけていたのか。利用者さんの「今」や「これから」のことだけでなく、そういった背景まで合わせて考えられるようになりました。
看護って、本当はこんなに面白い仕事だった
正直に言うと、若い頃は看護の面白さに気づけていませんでした。でも、いったん離れて、フラットな気持ちでもう一度スタートしてみたら、「看護って、本当はこんなに面白い仕事だったんだ」と、やっと気づけました。この感覚を、もっと若い頃に知れていたらよかったな、とも思います。今は、家も近く、子育てとの両立も無理なくできています。
9時から18時の勤務で、1日に4〜6件ほど。自分で考えて動く場面が多い仕事なので、指示を待つよりも、サポートを受けながら自分でも工夫していくのが楽しい、という方に向いていると思います。
潜在看護師という言葉があるように、資格はあっても現場を離れている方は多いと聞きます。ブランクがあっても、挑戦してみたい気持ちがあれば、楓庵なら安心してもう一度始められると思います。



